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Word2007以前と同じワードアートをWord2010で利用する方法
ワード2010基本講座:Word2007以前と同じワードアートをWord2010で利用する方法
Word2010のワードアートはWord2007以前とは異なっています。
従来は文字列が一つの図として処理されたいたものが、各文字ごとに処理ができるようになっています。
Word2010のワードアートの使い方は
Word2010のワードアートの使い方
を参照してください。
このページではWord2007以前のワードアートをWord2010での使い方について書いています。
従来のワードアートを作成したい
Word2010のファイル形式で保存し直すと・・・
Word2007以前とWord2010のワードアートを両方使いたい
Officeのアクセスキーを利用して、Word2007以前のワードアートを使うことができます
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「風太」さんが掲示板で情報を提供してくださいました。ありがとうございました。(2013/4/14)
次項では、互換モードを利用する方法を書いていますが、Officeのアクセスキーを利用することで
従来のWord2007以前のワードアートギャラリーを利用することができそうです。
[Alt]、[I]、[P]、[W]とキーを順番に打つとワードアートギャラリーが表示されました。
この方法はWord2010、Word2013でも利用できそうです。
この操作時には↓のような表示が現れます。
([Alt]、[I]、[P]まで順番に打っているときの状況です。)
このあと、
[W]を打鍵すると
ワードアートギャラリーが表示されます。
[Alt]、[I]、[P]、[W]
はWord2002を例にすると、[挿入]→[図]→[ワードアート]に相当します。
Word2010でWord2007以前のワードアートギャラリーを呼び出したようす。
Word2010のファイル形式で保存したもので両方のワードアート挿入した状態。
2種類のワードアートについてい
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Word2007以前の(従来の)ワードアートとWord2010のワードアートとでは、以下のように操作環境が異なっており、同じものとは言い難いものになっています。
Word2007以前の(従来の)ワードアートは「ワードアート ツール」リボンを使って操作します。
Word2010のワードアートは「描画ツール」リボンを使って操作します。
つまり、テキストボックスや従来のオートシェイプなどの図形と同じ扱いになっているようです。
従来のワードアートをよく使うという方は、このページの最後の
Word97-2003用のテンプレートを作成して利用する
を参照してください。
クイックパーツを利用する方法もあります
Word2007以前と同じワードアートをWord2010で利用する方法(クイックパーツ)
をご覧ください。
従来のワードアートを作成したい
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Word2007以前と同じようなワードアートにしたい場合には、従来のファイル形式を利用すればよさそうです。
Word2010には従来と同様の「ワードアート ツール」リボンが準備されています。
新規ファイルを開くか、現在作業中のファイルを従来形式で保存します。
[ファイル]→[名前を付けて保存]で「ファイルの種類」を「Word97-2003文書(*.doc)」とします。
[互換モード]での操作となります。
[挿入]タブの「テキスト」グループにある[ワードアート]をクリックすると、従来と同じワードアート ギャラリーが開きます。
「ワードアート テキストの編集」ダイアログボックスでテキストを入力し、[OK]ボタンをクリックします。
文書中にワードアートが挿入され、ワードアートを選択すると「ワードアート ツール」リボンが表示されます。
修正や書式の設定は「ワードアート ツール」リボンの[書式]タブを利用して行います。
完全に比較したわけではありませんが、ほぼ従来と同じように感じます。
Word2010のファイル形式で保存し直すと・・・
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現在「互換モード」で作成しているワードアートを含むファイルをWord2010形式で保存してみます。
[ファイル]→[名前を付けて保存]で、「ファイルの種類」を「Word文書(*.docx)」とします。
新機能が使用できるが、レイアウトが変更される場合があるとの確認画面が表示されます。
心配な場合は互換モードで一旦保存した後、別ファイル名にしてから[OK]とします。
Word2010でも従来と同様のリボンが表示されますので、従来と同じような使い方ができます。
Word2010のワードアートは使えるのか? ということで、ワードアートを挿入してみると・・・
Word2010のワードアートが挿入でき、こちらは「描画ツール」リボンが表示されました。
よって、両方のワードアートが利用可能です。
これをまた「互換モード」で保存すると・・・以下のメッセージが表示されます。[続行]をクリックすると・・・
Word2010で作成したワードアートは「テキストボックス」に変換されました。
互換モードではWord2010のワードアートは無効になります。
Word2007以前とWord2010のワードアートを両方使いたい
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Word2007以前のワードアートも使いたい場合は、互換モードで一つワードアートを作成しておき、標準モードで保存しなおせばよさそうです。
2つ目以降は最初のワードアートをコピー後、編集して作成すればよいと思います。
Word97-2003用のテンプレートを作成して利用する
毎回上記の操作をするのが面倒なので、Word97-2003用のテンプレートを作成して利用します。
Word2010を開き、[ファイル]→[名前を付けて保存]を実行します。
保存先をWindows Vista または Windows 7 の場合は
C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\Microsoft\Templates
とします。
ファイルの種類で「Word 97-2003 テンプレート(*.dot)」を選択します。
ファイル名には分かりやすい名前を付けます。「97-2003文書テンプレート」としてみました。
[保存]ボタンをクリックすると、テンプレートの保存ができます。
「97-2003文書テンプレート」を開きます。
[ファイル]タブの[新規作成]を選択し、「マイテンプレート」を開きます。
保存した「97-2003文書テンプレート」を開きます。
新規文書が[互換モード」で開きました。これでWord2007以前の(従来の)ワードアートが利用できます。
従来のスタイルです。
[ファイル]→[名前を付けて保存]を実行します。
新機能が使用できるが、レイアウトが変更される場合があるとの確認画面が表示されますが、[OK]をクリックします。
Word2010標準モードになりますが、「ワードアートツール」が利用できます。
この状態では、ワードアートはWord2010のスタイルで挿入するようになります。
これで、2つのスタイルのワードアートが使える文書ファイルができました。
従来形式のワードアートは最初に挿入したものをコピーして、改変していけばよいのです。
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