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データを集計する(小計)
- Excel2013でデータを集計する機能は「小計」というコマンドボタンから開始することができます。
また、集計の方法は合計だけではなく平均やデータの個数、最大値、最小値などを選択することができます。
- データを項目ごとに集計したいことが多々あります。
集計を行うには数式を使ったり、ピボットテーブルを使ったりすることもできますが、ここでは「集計」の機能を利用してみます。
- なお、Excel2003までは[集計]とコマンドの名前が付いていましたが、Excel2007以降では[小計]というコマンド名に変わっています。
[データ]タブの[アウトライン]グループに[小計]があります。
- 集計を行うには集計する項目がグループで並んでいる必要があります。
- 集計したい項目が並んでいないと、同じ項目の集計が複数できてしまいます。
- 下図は「担当者」で集計したものですが、集計がうまくできていない例です。
- 集計(小計)の実行手順
- 下図のようなデータを「担当者」ごとに集計したいと思います。
「担当者」がバラバラに並んでいます。(伝票No.の順に並んでいるデータになっています。)
- 「担当者」をキーに並べ替えを実行します。
担当者の列内のセル1つを選択して、[データ]タブの[昇順]を実行します。
- 集計したいデータリストを担当者ごとに並べ替えることができました。
- [データ]タブの[アウトライン]グループに[小計]を実行します。
- 「集計の設定」ダイアログボックスが表示されました。(細かいことですがコマンド名は[小計]ですが、ダイアログは「集計」という言葉が使われています)
グループに基準で「担当者」を選択しました。
集計の方法で「合計」を選択しました。
集計するフィールドは「金額」「消費税」「合計金額」にチェックを入れました。
- 担当者ごとの集計行が挿入されました。
左側にはアウトラインが表示されました。
- アウトラインの「2」をクリックしてレベルを上げると、集計行が表示されました。
各担当者ごとに集計ができているのが確認できました。
- なお、集計行にはSUBTOTAL関数を使った数式が入力されています。
- 元に戻すにはアウトラインのレベル「3」をクリックして、データを展開します。
- 集計の方法は合計だけではなく、データの個数や平均、最大値、最小値など多くの種類から選択することができます。
- [データ]タブの[アウトライン]グループに[小計]を実行して、集計の設定 ダイアログボックスを表示しています。
集計の方法のドロップダウンリストを開くと、合計、データの個数、平均、最大値、最小値、積、数値の個数、標本標準偏差、標準偏差、標本分散、分散といった集計の方法が表示されます。
- 集計機能の各集計方法と集計時に挿入されるSUBTOTAL関数の引数は下表のようになります。
- Subtotal関数で使用できる集計の方法と一致していることが分かります。
(集計機能のためにSUBTOTAL関数が用意されたというのが分かります。)
集計機能の集計の種類 |
Subtotal関数の引数
(集計方法) |
同じ計算ができる関数 |
合計 |
9 |
SUM |
データの個数 |
3 |
COUNTA |
平均 |
1 |
AVERAGE |
最大値 |
4 |
MAX |
最小値 |
5 |
MIN |
積 |
6 |
PRODUCT |
数値の個数 |
2 |
COUNT |
標本標準偏差 |
7 |
STDEV |
標準偏差 |
8 |
STDEVP |
標本分散 |
10 |
VAR |
分散 |
11 |
VARP |
- 集計を解除(集計行を削除)してみます。
- データリスト内のセルを選択します。
- [データ]タブの[アウトライン]グループに[小計]を実行します。
- [すべて削除]ボタンをクリックします。
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