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現金出納帳(お小遣い帳)を作成してみよう
- 現金出納帳(金銭出納帳、お小遣い帳、家計簿など)を作成してみたいと思います。
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- 下図のように、日付、摘要、収入、支出、残高といったシンプルなものです。
- 残高の計算式
- 残高は 「入力する前の行の残高」+「収入」-「支出」 で求めることができます。
E3セルは =E2+C3-D3 となります。
E3セルの数式を下方向へコピーします。ここの例ではE3セルを選択して、フィルハンドルをE10セルまでドラッグしてコピーします。
- なお、ここの例では罫線を引いていますので、オートフィルオプションをクリックして「書式なしコピー(フィル)」を選択します。
- 毎回数式を入力したり、コピーするのは面倒ですので、あらかじめ入力しておきたいと思います。
すると・・・・、未入力の部分に残高が表示されてしまいます。下図ではE9:E10セルです。
- 日付と摘要が未入力のときは残高を表示しないようにします。
E3セルの数式を =IF(AND(A3="",B3=""),"",E2+C3-D3) とします。
- この数式は =IF(A3&B3="","",E2+C3-D3) とすることもできます。
E3セルの数式を下方向へコピーします。ここの例ではE3セルを選択して、フィルハンドルをE10セルまでドラッグしてコピーします。
下図のようにE9:E10セルに残高が表示されなくなりました。
- データ行を削除したら?
- 入力した後で、不要な行が見つかった時、行を削除します。・・・・すると、数式がエラーとなってしまいます。
下図は、5行目を削除した後の画像です。削除した行以降が #REF! エラーとなってしまいました。
- このようなケースでは、エラーとなっていない上のセル(ここではE4セル)の数式を改めて下方向へコピーして対処することができます。
↓
エラーが解消されました。
- 行削除でのエラーを数式で対処できないのか?
- E3セルの数式を =IF(A3&B3="","",$E$2+SUM($C$2:C3)-SUM($D$2:D3) として、下方向へコピーします。
↓
5行目を削除してもエラーにならなくなりました。
- データが増えていったら、数式を入力しないといけない?
- 下図のように、日付を入力していくと・・・・?
あらかじめ数式をコピーしていた範囲以外は、改めて数式をコピーする必要があります。
さらに、この例のように罫線を引いていたりすると、書式も修正しないといけないようになります。
- このようにデータが増えると、自動で拡張する機能があれば便利です。
テーブル機能を利用します。
データ内の出るを選択します(下図ではA2セルを選択しています。)
[挿入]タブの[テーブル]を実行します。
- データ範囲が正しく選択されているのを確認します。
「先頭行をテーブルの見出しとして使用する」にチェックが入っているのを確認します。
[OK]ボタンをクリックします。
- テーブルが設定されました。
日付だけを入力してみると・・・自動でテーブルが拡張され、数式が自動で入力され、書式も自動で設定されるようになりました。
- セルにエラーチェックマーク(緑色のマーク)が付いているのが気になるかもしれません。
気にしなければよいのですが、気になる時はセルを選択して、[エラーを無視する]を選択すると、エラーチェックマークを消すことができます。
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