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ピボットテーブルで前年比を求める
エクセル2010基本講座:ピボットテーブルで前年比を求める
前年比を求める
GETPIVOTDATA関数を使って前年比を求める
ピボットテーブルで前年比を求める
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下図のようなピボットテーブルのレポートを作成しています。
日付のフィールドは年と月でグループ化したものを使用しています。
グループ化については
ピボットテーブルのデータをグループ化する
をご覧ください。
ピボットテーブルで金額を年と日付で集計されています。
2014年の金額の前年比を求めたいと思います。
行の総計は不要なので、表示しないようにします。
ピボットテーブルツールのデザインタブの[総計]→[列のみ集計を行う]を実行します。
フィールド「金額」をΣ値にドッラグして追加します。
この時点では、同じフィールドが2つ並んでいます。
フィールドリストの2つ目の「合計/金額2」をクリックして、「値フィールドの設定」を選択します。
名前の指定に「前年比」と入力しました。
「計算の種類」タブを選択します。
計算の種類で「基準値に対する比率」を選択します。
基準フィールドで「年」、基準アイテムで「(前の値)」を選択します。
ピボットテーブルで前年比を求めることができました。
ただし、2013年の後ろの列の前年比はすべて100% となるので不要です。
この不要な列を選択して非表示にします。
列内のセルを選択して、[ホーム]タブの[書式]→[非表示/再表示]→[列を表示しない]を選択します。
列を選択して、右クリックで[非表示]を実行することでも可能です。
前年比を求めることができました。
ピボットテーブルのエラー値を非表示にしたい
ピボットテーブル内のセルを選択します。
ピボットテーブルツールのオプションタブを選択します。
[オプション]の[▼]をクリックして、[オプション]を選択します。
レイアウトと書式タブを選択します。
「エラー値に表示する値」にチェックを入れます。 右のボックス内はそのまま何も入力していない状態のままとします。
G18,G19セルのエラー値「#NULL!」が非表示になりました。
GETPIVOTDATA関数を使って前年比を求める
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GETPIVOTDATA関数を使って前年比を求めることもできます。
下図のようなピボットテーブルを作成した状態から説明します。
F7セルを選択して、= を入力後、 E7セルを選択、 / を入力、D7セルを選択 すると、
=GETPIVOTDATA("金額",$C$5,"日付 ",1,"年",2014)/GETPIVOTDATA("金額",$C$5,"日付 ",1,"年",2013)
といった数式が入力されます。
F7セルは パーセンテージの表示形式にして、小数点以下2桁を表示しています。
残念なことに、F7セルを選択して、下へオートフィルで数式を入力すれば完了・・・ということはできません。
しょうがないので、F8セルも同様に、 =E8/D8 といった感じで操作して、数式を作成します。
F8セルでは =GETPIVOTDATA("金額",$C$5,"日付 ",
2
,"年",2014)/GETPIVOTDATA("金額",$C$5,"日付 ",
2
,"年",2013) となっています。
F7セルとの違いは、F7セルで 1 となっているところが 2 となっているだけです。
各セルに数式を手動で入力してもよいのですが、F7セルの数式の変化するところを ROW(A1) と置き換えるとよさそうです。
F7セルの数式を =GETPIVOTDATA("金額",$C$5,"日付 ",
ROW(A1)
,"年",2014)/GETPIVOTDATA("金額",$C$5,"日付 ",
ROW(A1)
,"年",2013)
と、書き換えることで、オートフィル機能を使って数式をコピーすることができました。
総計の前年比は =GETPIVOTDATA("金額",$C$5,"年",2014)/GETPIVOTDATA("金額",$C$5,"年",2013) となります。
よって、ここは手動で入力します。
「=」を入力して、E19セルを選択、「/」を入力、D19セルを選択 という操作でこの数式が入力されます。
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