エクセル2010基本講座：折れ線グラフの作成

このページではExcel2010を使った折れ線グラフの作成方法を書いています。
Excel2013での操作方法は　Excel2013基本講座：折れ線グラフの作り方　をご覧ください。

折れ線グラフの作成	折れ線グラフを移動する	縦軸の最小値を変更する
途切れた折れ線をつなぐ	「""」(長さ 0 の文字列) がセルに入力されていた場合の対処法
折れ線を滑らかにする

テータリストの作成　　　　　Topへ

下表のようなデータを例に折れ線グラフを作成してみます。

	B	C	D
2		宮崎支店	鹿児島支店
3	2010/10/1	6,500,000	9,000,000
4	2010/11/1	7,500,000	8,100,000
5	2010/12/1	7,800,000	9,500,000
6	2011/1/1	6,200,000	8,100,000
7	2011/2/1	6,000,000	7,800,000
8	2011/3/1	7,800,000	8,800,000

折れ線グラフの作成　　　　　 Topへ

データリスト内の1つのセルをアクティブにします。もしくは、グラフ化するデータの列見出し/行見出しを含めて選択した状態にします。
- Excelがデータ範囲を自動で認識できるときは、データリスト内の1つのセルがアクティブであればよい。
- 自動で認識できないケース、リストの周囲のセルが使用されているようなときは、グラフ化する範囲を選択しておきます。
[挿入]タブのグラフグループにある[折れ線]→[マーカー付き折れ線]を選択します。
折れ線グラフが作成されました。

折れ線グラフを移動する　　　　　 Topへ

グラフエリアにマウスポインタを置くと十字矢印の形状になります。この状態でドラッグするとグラフを移動できます。
なお、セルの枠線にぴったりと合わせて配置したいときは、[Alt]キーを押した状態でドラッグします。

縦軸の最小値を変更する　　　　　 Topへ

縦軸部分をダブルクリックすると、[軸の書式設定]ダイアログが開きます。
- または、グラフを選択した状態で、グラフツールリボンの[書式]タブまたは[レイアウト]タブで、「縦(値)軸」を選択し、「選択対象の書式設定]を実行します。
「軸のオプション」で最小値を「固定」「4000000」に設定しました。
縦軸の最小値がが変更されました。

途切れた折れ線をつなぐ（データ要素を線で結ぶ）　　　　　Topへ

データ内に空白セルがあると、折れ線が途切れてしまいます。
対処法1：セルの値をNA()にする。
- 数式が入力されている場合は、=IF(・・・・・,NA(),・・・・・）のように書き換えて空白ではなくNA()を返すようにする。
- 値が入力されるのであれば、空白のところに =NA()　と入力します。
- 折れ線がつながりました。
対処法2：設定で変更する
- Excel2003まではメニューバーの[グラフ]→[オプション]の[グラフ]タブで「補間してプロットする」にチェックを入れて設定しました。
  Excel2007以降では「グラフツール」リボンからの設定に変わっています。
- グラフを選択し、グラフツールリボンの[デザイン]タブで[データの選択]を実行します。
- 「データソースの選択」で[非表示および空白のセル]ボタンをクリックします。
- [非表示および空白のセル]で「データ要素を線で結ぶ」にチェックを入れ、[OK]ボタンをクリックします。
- 折れ線がつながりました。

「""」(長さ 0 の文字列) がセルに入力されていた場合の対処法　　　　　 Topへ

数式で「""」(長さ0の文字列)を返すようになっている時、0とみなされてプロットされてしまいます。
この時もセルの値がNA()となるように数式を変更して対処します。

折れ線を滑らかにする　　　　　 Topへ

数式
1. グラフツールリボンの[レイアウト]タブを選択します。
  グラフの系列を選択して、「選択対象の書式設定]を実行します。
2. [線のスタイル]を選択し、「スムージング」にチェックを入れます。
3. 同様に、もう一方の系列もスムージングを適用します。
  ダイアログボックスはそのまま表示したまま、もう一方の系列を選択して、「スムージング」をクリックしようとしているところです。
  両方にスムージングを適用できたら[閉じる]ボタンをクリックします。
4. 折れ線が滑らかになりました。

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