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差し込み印刷で小数値を正しく表示したい
ワード2013基本講座:差し込み印刷で小数値を正しく表示したい
Excelのデータを差込印刷したいとき、小数値がうまく表示できないケースでの対処方法です。
小数値がうまく表示されない例
「Microsoft Excel ワークシート DDE」を利用する
フィールドコードを修正して対処する
はじめに
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使用したデータはExcelで作成したものです。B、C列は 小数値になっています。
ここではラベルへの差し込み印刷を例として使用しています。
ラベルへの差込印刷の手順は
Word2010基本講座:宛名ラベルの作成方法
をご覧ください。
小数値がうまく表示されない例
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差し込み印刷の手順
[宛先の選択]→[既存のリストを使用]を選択します。
ファイルを選択すると、データファイル形式の確認画面が表示されます。
「OLE DBデータベース ファイル」を選択した状態で、[OK]ボタンをクリックしました。
フィールドを下図のように配置しました。
ここではラベルへの差し込み印刷を例として使用しています。
ラベルへの差込印刷の手順は
Word2010基本講座:宛名ラベルの作成方法
をご覧ください。
差し込み文書 タブの[結果のプレビュー]を実行します。
すると、下図のように小数点以下の桁数が多く表示されたり、小数点以下が0のときは整数で表示されました。
「Microsoft Excel ワークシート DDE」を利用する
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Wordのオプションの設定を確認します。
[ファイル]タブをクリックしてバックステージビューを表示します。
[オプション]を選択して、「Wordのオプション」を表示します。
[詳細設定]で「文書を開くときにファイル形式の変換を確認する」にチェックを入れます。
データファイル形式を「Microsoft Excel ワークシート DDE (*.xls)」を選択します。
[宛先の選択]→[既存のリストを使用]を選択します。
ファイルを選択すると、データファイル形式の確認画面が表示されます。
すべて表示にチェックを入れます。
データファイル形式を「Microsoft Excel ワークシート DDE (*.xls)」を選択します。
フィールドを下図のように配置しました。
ここではラベルへの差し込み印刷を例として使用しています。
ラベルへの差込印刷の手順は
Word2010基本講座:宛名ラベルの作成方法
をご覧ください。
差し込み文書 タブの[結果のプレビュー]を実行します。
Excelの表示と同じように差し込み印刷ができました。
フィールドコードを修正して対処する
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データファイル形式が「OLE DBデータベース ファイル」の状態で対処したいといったときには、フィールドコードを書きなおすことで対処することができそうです。
下図のように、フィールドを配置しました。
[Alt]+[F9]でフィールドコードを表示します。
下図のようにフィールドコードを修正しました。\# スイッチ で表示形式を設定しています。
{ MERGEFIELD 数値 \# 0.0 }
0.0 として、小数点以下1桁で表示する表示形式にしています。
桁数が多い数値の場合は小数点以下2桁目が四捨五入されます。
{ MERGEFIELD 数値2 \# #,###.0 }
#,###.0 として、桁区切りを表示する表示形式にしています。
小数点以下1桁で表示しています。
[Alt]+[F9]でフィールドコードを非表示にして、差し込み文書 タブの[結果のプレビュー]を実行すると・・・
設定した表示形式で数値の表示ができました。
フィールドコード内で 表示する文字列を設定することもできます。
下図では
{ MERGEFIELD 数値2 \# "金額 #,##0 円"}
とした例です。
金額 1,200 円 といった風に文字列を含めて表示することができました。
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