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複数の条件でデータを抽出したい
エクセル2013基本講座:複数の条件でデータを抽出したい
オートフィルターで複数の条件でデータを抽出する
詳細設定で複数の条件でデータを抽出する
詳細設定で複数の条件でデータを抽出する(数式で条件を書く)
はじめに
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Excel2003までのオートフィルターでは同一列での条件は2つまでしか設定できませんでしたので、フィルターオプションの設定で行う必要がありました。
しかし、Excel2007以降のフィルターではリストから複数選択することができるようになりました。
ここでは、同一列での複数条件でデータを抽出する方法をフィルターと詳細設定の両方で比較してみたいと思います。
なお、異なる列との複合した条件がANDの場合は フィルター(オートフィルター)で可能です。
異なる列との条件がORの場合は詳細設定(フィルターオプションの設定)を利用することになります。
このようなケースは
詳細設定を使ってデータを抽出する
をご覧ください。
複数の条件でデータを抽出する
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下図のようなデータを使って、性別が「女」、血液型が「O」または「AB」、出身地が「鹿児島県」または「宮崎県」または「熊本県」であるデータを抽出したいと思います。
ここでの例では、同じ列内ではOR条件ですが、異なる列での条件はAND条件です。
オートフィルターで複数の条件でデータを抽出する
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データリスト内のいずれかのセルを選択します。
[データ]タブの[フィルター]をクリックして、フィルターをオンにします。すると、データリストの見出しにフィルターボタンが表示されます。
「性別」のフィルターボタンをクリックして、「女」のデータを抽出します。
「血液型」のフィルターボタンをクリックして、「AB」と「O」のデータを抽出します。
[出身地]のフィルターボタンをクリックして、「宮崎県」と「熊本県」と「鹿児島県」のデータを抽出します。
データが5件抽出できました。
詳細設定で複数の条件でデータを抽出する
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抽出する複数の条件をJ1:L7セルに入力しました。
データリスト内のいずれかのセルを選択します。
[データ]タブの[詳細設定]をクリックします。
抽出先の指定した範囲にチェックを入れます。
リスト範囲「A1:G201」としてあります。
検索条件範囲を「J1:L7」としました。 シートで条件範囲をドラッグして指定するとシート名が付いた絶対参照のセル範囲で入力されます。
抽出範囲を「J10」としました。
[OK]ボタンをクリックします。
抽出先に5件のデータが抽出されました。
詳細設定で複数の条件でデータを抽出する(数式で条件を書く)
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J1セルに「条件」と入力しました。
データリストの列見出しと異なる文字列を入力するか空欄にします。
抽出する複数の条件をJ2セルに入力します。
条件は
=AND(C2="女",OR(F2="O",F2="AB"),OR(G2="鹿児島県",G2="宮崎県",G2="熊本県"))
としました。
データリスト内のいずれかのセルを選択します。
[データ]タブの[詳細設定]をクリックします。
ここでは、抽出先は「選択範囲内」としました。
検索条件範囲は「J1:J2」とします。
[OK]ボタンをクリックします。
複数の条件と一致した5件のデータが抽出されました。
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