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- 1904年から計算する
- Excelには2つの日付システムが搭載されています。1900年(既定)から計算するものと1904年から計算するものです。
- 由来は、Excelの生い立ちからの説明が必要になりますが、簡単にはもともとのExcelはMac版であり、こちらは1904年の方です。
Windows版では当時の先発の「Lotus 1-2-3」との互換性を満たすために1900年からとされたようです。
- よって、Mac OS版とWindows版とは異なることがあります。データを相互に渡したりすると4年のずれを生じる可能性があります。
そのような使い方が想定される場合は注意が必要です。(ファイルの日付を見れば判断できるとは思いますが・・・)
- 1900年から計算する(既定)では、1900年2月29日が存在しているというバグ?がありますので、この日以前の日付を扱うにときは注意してください。
- 1904年から計算をするでは、計算結果がマイナスの場合でもエラーにはならず計算できます。
(例:8:00-9:00=-1:00 といった計算ができます。)
- [ファイル]タブの[オプション]を実行します。
- [詳細設定]を選択し、次のブックを計算するときは にある「1904年から計算する」にチェックを入れます。
- チェックが入っていないときは「1900年から計算する」になります。
- 日付のシリアル値の違いは下図のようになります。
- 1900年システムでは1900/1/1が「1」から始まります。
- 1904年システムでは1904/1/1が「0」から始まります。
- マイナスの計算をすると・・・
- 1900年システムではエラーになり計算できません。
- 1904年システムでは計算できます。
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