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- 小計機能で平均や最大最小などを求める
- 以前のバージョンでは集計というコマンド名でしたが、最近では「小計」というコマンド名になっています。
では小計を使ってみましょう。
- データリスト内のセルを1つ選択した状態で、[データ]タブの[小計]をクリックします。
- Excelのウィンドウの表示幅が広い場合は、下図のように「小計」のコマンドボタンが大きく表示されます。
- 集計の設定 ダイアログボックスが開きます。(タイトルでは集計のまま・・・と、ちょっとちぐはぐな感じです)
集計の方法のドロップダウンリストを展開すると、「合計」「個数」「平均」「最大」「最小」「積」「数値の個数」「標本標準偏差」「標準偏差」「標本分散」「分散」が選択できます。
(なぜか標本分散が分散としか表示されていません・・・2016/12/1現在です)
- グループの基準で「性別」、集計の方法で「平均」、集計するフィールドで「国語」「数学」「英語」「合計」のチェックを入れました。
なお、元のデータリストはグループの基準の「性別」で並べ替えています。
[OK]ボタンをクリックします。
- 平均の行が挿入されました。
アウトラインが設定されていますので、アウトラインの「2」をクリックしてデータを折りたたんでみます。
- 集計の結果が挿入されているのを確認できます。
計算はSUBTOTAL関数が使用されているのがわかります。
- 集計の結果はSUBTOTAL関数で挿入されます。
集計機能の各集計方法と集計時に挿入されるSUBTOTAL関数の引数は下表のようになります。
集計機能の集計の種類 |
Subtotal関数の引数 |
同じ計算ができる関数 |
(非表示の値を含める) |
(非表示の値を無視する) |
合計 |
9 |
109 |
SUM |
データの個数 |
3 |
103 |
COUNTA |
平均 |
1 |
101 |
AVERAGE |
最大値 |
4 |
104 |
MAX |
最小値 |
5 |
105 |
MIN |
積 |
6 |
106 |
PRODUCT |
数値の個数 |
2 |
102 |
COUNT |
標本標準偏差 |
7 |
107 |
STDEV |
標準偏差 |
8 |
108 |
STDEVP |
標本分散 |
10 |
110 |
VAR |
分散 |
11 |
111 |
VARP |
- 最大を求めるときは[データ]タブの[小計]をクリックして、集計の方法で「最大」を選択します。
↓
最大の集計結果が挿入されました。
- 集計の解除は、[データ]タブの[小計]をクリックして、集計の設定で「すべて削除」をクリックします。
- 最小を求めるときは[データ]タブの[小計]をクリックして、集計の方法で「最小」を選択します。
↓
最小の集計結果が挿入されました。
- データリスト内のセルを1つ選択した状態で、[データ]タブの[小計]をクリックします。
- Excelの表示幅が広い場合は、下図のように「小計」のコマンドボタンが大きく表示されます。
- 集計の設定で、集計方法は「合計」を選択しました。
集計するフィールドは、国語、数学、英語、合計にチェックを入れました。
「現在の小計をすべて置き換える」にチェックが入っています。確認するだけです。
[OK]ボタンをクリックします。
- 性別ごとに合計ができました。
- 次いで、平均を求めます。
データリスト内のセルを1つ選択して、[データ]タブの[小計]をクリックします。
集計の方法で「平均」を選択します。
[現在の小計をすべて置き換える」のチェックを外します。
[OK]ボタンをクリックします。
- 平均の計算結果が表示されました。
集計(合計)の行の上に表示されました。
- 次いで最大を計算します。
データリスト内のセルを1つ選択して、[データ]タブの[小計]をクリックします。
集計の方法で「最大」を選択します。
[現在の小計をすべて置き換える」のチェックを外します。
[OK]ボタンをクリックします。
- 最大の計算結果が表示されました。
平均の行の上に表示されました。
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