Excel 2019の新機能

Excel2019の外観とバージョンの確認方法	Excel2019の実行ファイルの場所
Excel2019の新しい関数	Excel2019の新しいグラフ
Excel2019の新機能

Excel2019は発売以降にも順次新機能や機能強化が実施されています。
このページでは販売直後の新機能を書いていますが、以降に変化した部分については以下のページに書いていますので、そちらもご覧ください。
Excel2019で変わったこと(気づいたこと)

Excel2019の外観とバージョンの確認方法　　　　　　　 Topへ

Office365をご契約の方はすでにこれらの機能(Excel2019の新機能)を使える状態になっています。
Excel2016(永続ライセンス)をご使用の方はExcel2019(永続ライセンス)をインストールすることでExcel2016(永続ライセンス)以降に追加された機能が使えるようになります。
つまり。Office2016 をお使いの方の新しいバージョンは Office2019 となります。
以降の記事内での Excel2019やExcel2016は "永続ライセンス版" のことです。ややこしいのですが、Office365でのExcel とは異なります。

~~Officeのライセンスで「永続ライセンス」のOffice2016の最新版がこのページで紹介しているOffice2019に相当します。~~
Officeのラインナップの詳細は Microsoft Office 全製品の比較 | Microsoft Office をご覧ください。(2018/10/3 記）
2019/1/22から家庭向け Microsoft Office 2019 の販売が開始されたようです。（記 2018/1/22)
Office2019の価格が公開されましたので、上の行に取り消し線を入れ、下表のOffice2016の部分を書き換えました。(2019/1/25 記)

家庭向け
Office 365 Solo	\12,744 / 年または 1 か月あたり \1,274 で購入	サブスクリプション型（有料会費制）
Office Home & Business 2019	\37,584	永続ライセンス
Office Personal 2019	\32,184	永続ライセンス

一般法人向け
Office 365 Business	\900/月相当(年間契約)	サブスクリプション型（有料会費制）
Office 365 Business Premium	\1,360/月相当(年間契約)
Office 365 Business Essentials	\540/月相当(年間契約)

大企業向け
Office 365 ProPlus	\1,300　ユーザー/月相当	サブスクリプション型（有料会費制）
Office 365 Enterprise E1	\870　ユーザー/月相当
Office 365 Enterprise E3	\2,180　ユーザー/月相当
Office 365 Enterprise E5	\3,810　ユーザー/月相当
	1 ユーザー 1 か月あたり(年間契約)

なお、ここで紹介しているExcel2019はVisual Studioサブスクリプション(MSDNサブスクリプション)でダウンロードしたOffice Professional Plus 2019 のExcelです。
(このページは 2018/10/03 にリリースされたOffice Professional Plus 2019のExcel2019を使って、2018年10月に書いています)
- 【注意】Office Insider に参加して、Excel の最新機能について書かれている記事内容とは異なっていますのでご注意ください。
  例えば、「Ideas」「スピル」「FILTER関数」「SORT関数」といった機能や関数は Insider の方に搭載されている機能です。
  詳細は　Microsoftのページ　Office Insider　をご覧ください。

Excel2019をインストールして、起動した画面です。これがExcel2019です。Excel2016の時の設定を引き継ぎ、外観もほとんど変化していないようです。
例えば、クイック起動ツールバーはExcel2016でアレンジしたままのコマンド構成になっています。
どうやら、2019年8月時点でOffice365でExcel2016に追加された新しい機能が追加されたものがExcel2019ということのようです。
Excel2016がExcel2019に置き換わっています。
スタートメニューのタイルにはExcel2016からはExcelとだけ表示されていました。
Excel2019をインストールしたらそのままExcel2016のアイコンが置き換わっています。新たにExcel2019用のものは準備されてはいません。
では、どこを見たらExcel2019と分かるのか?
ファイルタブをクリックして、バックステージを表示します。
[アカウント]をクリックすると、Excelのバージョン情報を確認することができます。
ただし、ここではバージョン 1809　とだけ表示されています。
[Excelのバージョン情報]ボタンをクリックします。
- ど真ん中に Microsoft Office Professional Plus 2019　と表示されていました。
  このページを書いた後で気づきましたので追記しておきます。（2018/10/4 追記)
ここでやっと Excel2019の表示を見ることができました。
確かに、この開いているExcelのバージョンは Excel2019 と確信できました。
でも、カッコ内は　16.0.10827.20118　ですので、Excel2016の2015年7月時の　16.0.8528.2126　とビルド番号 16.0 は一緒です。
と書きましたが、実は Excelの起動時のスプラッシュ画面に　Office 2019　と表示されていました・・・・。
このページを書いた後でスプラッシュ画面に気付きました。（2018/10/3 記)

Excel2019の実行ファイルの場所　　　 Topへ

Excel2019の実行ファイルの場所は　C:\Program Files (x86)\Microsoft Office\root\Office16　にありました（OSはWindows10です）。
ここは、Excel2016と同じなのでExcel2019の実行ファイル(EXCEL.EXE）がExcel2016の実行ファイルに上書きされているようです。
つまり、Excel2016はこのPCでは起動できなくなったということです。

Excel2019の新しい関数　　　 Topへ

Excel2019(永続ライセンス版)の新しい関数とはOffice365でExcel2016(永続ライセンス版)以降に追加された関数です。
Office365では随時新しい機能が追加されていますが、Excel2016では追加されていない機能(関数)があります。これらの機能や関数がExcel2019として追加されたということのようです。
以下の関数に関しては、Office365で追加された時点で解説のページを作成していましたので、そちらのページをご覧ください。

CONCAT関数：文字列を結合します。CONCANETE関数に比べて文字数が少なく入力しやすく、引数にセル範囲を指定することができます。
文字列を結合する関数(CONCATENATE関数,＆,CONCAT関数,TEXTJOIN関数)の使い方をご覧ください。
IFS関数：IF関数のネストを簡潔に書くことができます。
IFS関数(IFのネストが簡潔になります)をご覧ください。
MAXIFS関数：単一または複数の条件で範囲内の最大値を求めることができます。
MAXIFS関数(条件付きで最大値を求める)をご覧ください。
MINIFS関数：単一または複数の条件で範囲内の最小値を求めることができます。
MINIFS関数(条件付きで最小値を求める)をご覧ください。
SWITCH関数：式(条件)の返す値と一致した値に対応した結果を返します。CHOOSE関数に似ています。
SWITCH関数の使い方をご覧ください。
TEXTJOIN関数：複数のセル範囲の指定が可能になっています。TEXTJOIN関数では文字列を結合するときに区切り文字を指定することができます。
TEXTJOIN関数の使い方をご覧ください。

Excel2019の新しいグラフ　　　 Topへ

「Excel2019の新しいグラフ」とは、Excel2019(永続ライセンス版)でExcel2016(永続ライセンス版)に対して追加されたグラフのことです。
(注)Office365(サブスクリプション型)では随時新しい機能が追加されていますので、Excel2016の時に既に使用できていました。
マップ
マップグラフの使い方は　マップグラフを作成する　をご覧ください。
- 各国の人口で地図を塗り分けた例です。
じょうごグラフ

Excel2019の新機能　　　 Topへ

「Excel2019の新機能」とは、Excel2019(永続ライセンス版)でExcel2016(永続ライセンス版)に対して追加された機能のことです。
(注)Office365(サブスクリプション型)では随時新しい機能が追加されていますので、Excel2016の時に既に使用できていました。

アイコン(記号)を利用するのが容易になりました。
- 使い方はアイコン(記号)を挿入する　をご覧ください。
3-Dモデルを使うことができます。
- モデルを挿入して、上下左右、あらゆる方向に回転することができます。
- キリンの3-Dモデルを3個挿入して、「回転」のボタンを使って、それぞれを回転してみました。
選択範囲の一部解除
- 選択した範囲の一部を解除することができます。(不要なセルを選択解除することができます)
1. セル範囲 B2:E5を選択しています。
  
  ↓
  B4:E4セルが不要なセルということで、選択を解除します。
  [Ctrl]キーを押した状態で、B4、C4、D4、E4セルをそれぞれクリックすると選択を解除することができます。
  (ちなみに、Mac の場合は、 [Cmd]キーを使用します。)
  - [Ctrl]キーを押した状態で　B4:E4セルをドラッグしても選択を解除することができることに気づきましたので追記しておきます。
    （2019/3/11 記)
    下図は　　B2:E5セルを選択したのち、B4:E4セルを[Ctrl]キーを押した状態でドラッグしている様子です。
    マウスを放すと、B4:E4セルの選択を解除することができます。
  ↓
  [Ctrl]+[C]でコピーして、G2セルを選択して、[Ctrl]+[V]で貼り付けると　B2:E5と選択していた範囲からB4:E4を解除できたのを確認することができます。
2. 以前のバージョンで[Ctrl]キーを押して飛び飛びのセルをクリックしていき、途中で間違った場合にはやり直していた操作が選択解除が可能になり、ちょっと便利になっています。
  例えば、下図はD7セルを選択していたのを忘れて、[Ctrl]キーを押した状態で B2,C2,D2.E2セルをクリックして選択しています。
  この状態で　[Ctrl]キーを押した状態でD7セルをクリックして、D7セルの選択を解除することができます。
  
  ↓